Jun 21, 2007
7月19日、スペイン南部のヘレスサーキットでホンダとスーパーアグリチームの3日間の合同テストが始まった。ホンダはここヘレスで、フランスGPから投入するニューマシンのシェイクダウンと、セットアップを行う予定で、各チームがシルバーストン・サーキットでの合同テストを行うなか、あえて秘密テストをヘレスで行うことにしたもの。そのため、ホンダのマシンは撮影禁止のうえ、取材にも応えない形で、シェイクダウンが進められた。
この日ヘレスは気温22〜27℃、路面温度27〜41℃と暖かい気候ながら、先週末モーターサイクルのイベントがあったこともあり、午前中のサーキットはスリピーであったが、周回を重ねるにつれコースは出来上がり、ホンダF1チームは、クリスチャン・クリエンの手によってRA107のシェイクダウンを行った。
このマシンは早ければカナダGPから戦列に加わるものと見られていたホンダのニューマシンと予想され、ドライブシャフトの後退角をこれまでのマシンよりも小さくし、結果ホイールベースがやや短くなり、形としては昨年後半を戦ったマシンのリヤサスレイアウトに近いものではないかと見られている。しかし、それはドライブシャフトまわりだけのことで、シャシー自体は大幅な変更を受けているはずだし、空力関係も、どういう形で次戦のマニクールに登場してくるのか、非常に興味深い。
テスト初日はクリエンがドライブし、シェイクダンを無事すませたマシンは、電子制御系のテストを完了、多くのレーススタートシュミレーションを行うとともに77ラップを走行し、初日のテストを完了した。20日からはジェンソン・バトンが本格的なテストを行う予定。
一方、ホンダレーシングと共同テストを行っているスーパーアグリF1チームは、ヨーロッパラウンドでさらなるパフォーマンスを得るため、ヘレスでのテストをかなり重要視している。テスト初日は、テストドライバーのジェームス・ロシターがステアリングを握り「午前中は、グリップの低い路面に合わせたセットアップを見つけることに時間を費やした。そして、満足いくバランスが見つかり、路面もゆっくり改善されていく中で、さまざまなシャシーセットアップを試し」、76周の周回をこなし、最速ラップは1分20秒926だった。
写真ではリアウイング真っ黒ですね 何か変わってる?
それとタイヤに左はラインが入ってるけれど、右は入ってない・・・
また情報がはいればアップします。
