SAF1モナコGPプレビュー
インタビュー:佐藤琢磨(カーナンバー22)
Q:2007年スペインGPで、SUPER AGURI F1 TEAMは初のチャンピオンシップポイントを獲得しましたが、8位でフィニッシュラインを越えた瞬間、何を考えていましたか?
佐藤琢磨:素晴らしい気分だったよ! チームの全員、リーフィールドや栃木のメンバー、ファンや自分の家族に心の中で感謝していた。最後まで一瞬たりともミスが許されなかったレースだっただけに、あの結果
Q:次のモナコGPはドライバーにとってもマシンにとっても非常にチャレンジングなレースですが、SA07にどのようなパフォーマンスを期待しますか?
TS:モナコは楽しみにしている。スペインの結果がよかったからというだけの理由ではなく、モナコは優れたメカニカルグリップが必要なレースだからだ。前のレースで導入した新しいギヤボックスも、ポールリカールでテストした新しい空力パッケージも高い性能を発揮している。他のチームにしても同じだが、ぼくたちもいいペースで開発が進行して、いいマシンに仕上がっている。モナコはドライバーにとってもマシンにとっても、とてもチャレンジングなサーキットだ。昨年のモナコは、SA05で戦ったベストレースのひとつだったけれど、残念ながら電気系統のトラブルでぼくはフィニッシュできなかった。歴史あるモナコは最高のサーキットだが、他のどのサーキットでも、F1というのはコースに出たら常に正確さを要求される。チャレンジングなレースではあるけれど、SA07ならいい戦いができると確信している。
Q:ソフトとスーパーソフトのブリヂストン・ポテンザタイヤのオプションは初めてですが、どのような影響がありますか?
TS:先週のポールリカールで両方のコンパウンドをテストしたが、モナコはカレンダーで唯一のストリート・サーキットだし、実際のコースでテストを行うこともできない。テストでモナコのコンディションを再現するのも難しいんだ。モナコの公道はグリップがとても低いので、メカニカルグリップを最大限に引き出すために、当然、とても柔らかいコンパウンドを使うことになる。しかし、柔らかいタイヤに強い力を加えれば耐久性に問題が出てしまう。ポールリカールで貴重なデータを収集しているので、ぼくたちのマシンがタイヤの性能をうまく引き出すことができればいいと思うけれど、スーパーソフトは厳しくなると思う。
Q:モナコのコースを走る時、燃料を積んだ重いマシンで走るのと、軽いマシンで走るのはどう違うのですか?
TS:コーナーへのアプローチという意味では、ラインはほとんど変わらない。柔らかい方のタイヤなら、グリップレベルによってだが、予選の時と同じように、もう少し深く突っ込むことができるかも知れない。モナコではレーシングラインが厳しく制限されてしまうので気をつけなければならないし、スーパーソフトはとてもデリケートなので、スピードを殺さずに優しく扱うように注意する必要がある。アグレッシブになりすぎないことが大切だ。特にマシンが重い時は注意しなければならない。スライドしたら修正が難しいので正確なドライビングが要求されるが、重いマシンではなおさら難くなるからだ。軽くてグリップがあれば、このような状況でも役立つ。しかし、コースのコンディションも状況も変化するので、周回ごとに自分のドライビングを合わせる必要がある。
Q:公道を使うF1レースが増える計画がありますが、意見を聞かせてください。
TS:ぼくにとっては、安全性が一番の問題だ。出場チームを含む、コース周辺の観客やマーシャルにとっての安全性だ。ストリートサーキットがチャレンジングでエキサイティングなのは、境界線にとても近い場所を走るのでミスが許されないからだと思うけれど、コースが安全ならばそれも楽しめる要素になると思う。
21 May 2007
Leafield, UK
(SAF1公式HP)
もうすぐモナコですね~
そういえば、今年はレッドブルとハリウッドの協賛はないそうですね。
毎年モナコのパドックを賑わしていただけに、ちょっと残念ですね。
それから、今年のモナコにはキムタクが行くそうな・・・また、地上波放送の大きな時間をつぶすことになるんだろうか・・・視聴率稼ぎのためには必要なことなのか・・・
そうそう。天気の方がチト心配ですね。
週末のモナコの天気は晴れ時々雨というような予報になってますね。
もし、雨が降るようであれば、荒れたレースになりそうな予感・・・
まあ、なにはともあれ、琢磨はいままでモナコで完走したことがないんで、先ずはしっかり走って完走を目指して欲しいですね!!
