Sep 10, 2007
午後2時、グランズトタンド側の9列目のスターティンググリッドに着いたスーパーアグリのマシンから、白い煙が上がっていた。
「火事でした」とレース後の琢磨。実はブレーキ・オイルがオーバーヒートしていたのだ。「その段階では手の施しようがないのでスタートするしかなかった」。
琢磨は、ブレーキトラブルを抱えたまま、右後ろからスタートしたトヨタのラルフ・シューマッハとバトルを展開。しかし、ブレーキがない状態では勝負は見えている。フロントブレーキがまるで利かず、レズモ・コーナーは何とかしのいだが、アスカリ・コーナーでリヤをロックさせて止まりきれずにラルフに先を譲った。
このままでは、ブレーキトラブルを解決するためにピットインするしかなかったが、何が幸いするかわからない。デビッド・クルサードのコースオフで導入されたセフティーカーが琢磨の窮地を助けることになった。
「セフティーカーのお陰で、ブレーキをクールダウンできました。その後は、加減速を繰り替えすうちになんとか少しずつブレーキの状況はほぼ復活しました。バイト感(がっちりと噛む感じ)は戻らなかったけれど、左近を抜いた後は、前を追うだけで精一杯だったけれど、1回ストップして、オプション(柔らかい方のタイヤ)に換えてからいいペースで走れたけれど、それを結果につなげられなくて残念です」。
1回の予定のピットインでソフト・タイヤに交換してからは、「当初からリヤのダメージを懸念してアンダーステア傾向にセッティングしていたんですが、結果的には、リヤタイヤのダメージが少なかったので、もう少しフロントフラップを立ててフロントが食いつく方向にアグレッシブにしても良かったかもしれません。最終的に第2スティントはタイヤのグリップ感も出ていたし、アンダーステア傾向ながらペースを維持できたのはポジティブてした」。
連続開催のベルギーGPは、日本GPに向けての重要な一戦になる。琢磨は、「数日後にはスパが始まるんで、新しく入れられるリヤウィングに期待したいですね。7月にテストした状況では、スパは悪くなかった。あの時とパッケージが違うので、そこでよかった状況と、今回新たに入れるパーツをうまく組み合わせられればペースも上がると思います」。
(Masami Yamaguchi/MYS)
いや~どうなんでしょう・・・グリッドに着いた時点ですでにオーバーヒート・・・
何故?どうして?・・・そりゃ資金難はあると思うんですけどね・・・
再生ブレーキパッドにブレーキシステムのオーバーヒート・・・
止まれなければレースは出来ない。
速く走るの以上にブレーキ性能は重要・・・
そんなことは素人に言われなくてもわかってるのでしょうが・・・
でも、思ってしまいますよね・・・
何故琢磨にだけ・・・
2005年の琢磨と似てない?
ポイントが取れない中でもがきくるしんだあの年・・・
今年は既にポイントが取れているってのは状況違うけれど・・・
苦しいチーム事情はあるでしょうが、資金が無い分は何とかセッティングで他チームと競争して欲しいと・・・
そう思います。
がんばれSAF1